新算定表により養育費が上がる?
日弁連の提言による、新算定表をご存じでしょうか。
従来、裁判所でも、ある種の基準として「算定表」を使用していました。
権利者と義務者(要は夫婦双方)の収入を組み合わせて、養育費や婚姻費用の金額を示せる便利な表となっているのですが、「安すぎる」との批判が多く寄せられていました。
そんななか、登場した新算定表はこれです。
日弁連のHPに無料で公開されています。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2016/161115_3.html
↓直接、表を見たい方はこちら↓
www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2016/opinion_161115_3_01.pdf
従来の算定表よりも1.5倍は金額が跳ね上がると言われています。
私は実際の調停の場で新算定表を使用したことはないのですが、日弁連が公開したのが昨年の11月ですから、存在が知られるまでもう少し時間はかかりそうですね。
昨年末の公開直後の時点では、裁判官や弁護士の調停委員はその存在を知っていても、調停委員のなかには「新算定表」の存在すら知らない方もいたようです。