不倫慰謝料の相場
不倫慰謝料は、行為の悪質性や被害の程度で決まります。
具体的には、次のような事情を考慮します。
(ここでは、不倫相手をA、不倫した夫をX、その妻をYとします。)
不倫を誘ったのはAとXのどちらからか。
不倫開始の際の夫婦関係に対するAの認識。
不倫期間はどのくらいか。
不倫していた頻度(性交渉の頻度)はどのくらいか。
XYの夫婦関係は破綻していなかったか。
XY夫婦の婚姻期間はどのくらいか。
XY夫婦に子どもはいたか。その年齢は。
不倫によるXY夫婦が離婚に至ったか。
その他Aによる悪質な行為の有無。
(例えば、ある女性が夫と不倫していて、妻に離婚しろと迫ったり、いったん不倫が発覚してもう別れると妻に約束したのにまだ関係が続いていたり。)
概ね、不倫があったもののXY夫婦が離婚しないような場合、慰謝料は停学になる場合が多いです。
基本的に、100万円未満のケースがほとんどです。
離婚に至ってしまった場合、100万円から300万円程度が相場かと思いますが、300万円にまで及ぶのはかなり悪質なケースです。
ただ、事情は個人個人で異なりますので、具体的には弁護士に相談されることをおすすめします。